がんが発覚した日にしたこと

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  • 自分の病状について調べる
  • 奥さんにがんがあったことを報告
  • 上司に報告

大腸がんがあるとわかってしたことです。

内視鏡の結果の紙からわかることと先生から伝えてもらったことは、大腸の中の上行結腸という部位にがんがあるということ、内視鏡ではとれない進行がんであるということでした。今日この日までまさか自分にがんができるなんて考えてもいなかったので、まずは「大腸がん」と調べました。ステージ毎の5年相対生存率を見てⅠ,Ⅱ,Ⅲだったらかなり希望はあるけどⅣだったらやばいなと思いました。初めて真剣に死について考えました。

この時は31という年齢で死ぬことに対して余り未練もないなと思いました。仕事に打ち込むタイプではないし、趣味のスノーボードは結構のめり込んでやったし、美味しいものをたくさん食べてきたし、振り返ると結構幸せな人生だな・・・と、ただ引っかかるは奥さんと飼っている犬、両親、兄弟のことでした。先に死ぬことに対しては申し訳ないなと思いながらも、ステージⅣで苦しむのだったら、海外で安楽死しようと思い、安楽死できる国を調べていました。

少し調べてから、奥さんにLINEで大腸がんの結果が出たと伝えました。仕事中にも関わらずすぐに電話がかかってきました。話した内容は覚えていませんが、奥さんもその日は仕事に集中できなかっただろうなと思います。それぐらい「がん」という病気が重いと認識されていますよね。身内にがん経験者がいる人といない人で返ってくる返事っていうのは違っていて、「早期発見?初期?」と聞いてくる人は知っている人だなと思います。

日にちをまたいでから上司に連絡しました。精神的にも出社する元気がないことと下痢になる薬を処方されたので電車での通勤がリスクがあることを伝えると、落ち着くまでテレワークでいいよと言ってくました。上司に恵まれたなと思いました。

奥さんが仕事から戻ってくると顔を見るなり泣き出したのを見て、簡単に安楽死しようって考えすぎたなと反省しました。

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